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図書館総合展フォーラム2012in仙台「東北を訪ねるバスツアー-支援と受援の現場を巡る」 に参加して

2012年6月8日

こんにちは。
Jcross担当の関です。

前回のブログで、南雲が図書館総合展フォーラム2012 in 仙台と前日に開催された
みちのく図書館員連合(MULU)第27回定例茶話会の参加報告をしましたが、
私も、図書館総合展フォーラム2012 in 仙台と、
翌日の「東北を訪ねるバスツアー-支援と受援の現場を巡る」に参加しました。

  ツアーの流れは、Twitterのまとめで様子が少しわかります。
#図書館総合展 フォーラム2012 in 仙台「東北を訪ねるバスツアー-支援と受援の現場を巡る」 - Togetter

最初に訪れた南三陸町図書館は、震災による津波で建物が流失し、別の場所で昨年10月に仮設図書館として業務を再開しています。
震災以前からほぼ年中無休だったと聞いて驚いたのですが、震災後でもほぼ休みなく開館してサービスをされているそうです。

今回、このほかにも南三陸町の図書館では
様々な優れた活動・サービスをされていることを知ったのですが、
一番印象に残ったのは、応対してくださったスタッフの山内さんと阿部さんが、仮設図書館の説明に加えて南三陸町を襲った震災の話をしてくださったことです。

 

写真のパネルを1枚ずつ指し示しながら、
何度語っても決して楽に話せるようなものではない辛く厳しい話を、
時間をかけて丁寧に話してくださるお二人の姿には、
自分たちの町を襲った地震・津波の記録・記憶を
次世代、そして被災地以外の人々にも必ず伝え、残していくのだという強い決意がうかがえました。
図書館として、
書物だけでなく口承で震災の記録・記憶を残していくというのも大切な活動の一つだと感じました。

   

次に訪れた名取市図書館は、
建物自体は倒壊や津波被害を免れたものの、
本館の入口には、倒壊の危険があることを示す赤い張り紙が掲出され、使用が制限されています。

大人向けの図書館サービスは本館の裏にあるプレハブで昨年10月に再開され、本館の横には日本ユニセフ協会等の協力により今年1月にオープンした「どんぐり子ども図書室」もあります。

こちらの子ども図書室はウッドブロック構法という独特の木造平屋建築で、とても明るく開放的な印象でした。
近隣に津波被害の爪痕も生々しいこの街で、こうした心やすらぐ場所ができていることは、子どもだけでなく大人にとっても大きな意味があるように感じました。

きっと、今回のツアーに参加した多くの方が
見聞きしたこと、感じたことを、
ご自身の口で伝え、語っていることと思います。

記録に残る、記憶に残るということは、
そうした小さなことの積み重ねなのでしょうね。

<参考>

担当:関

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