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元気な学校司書さんに会える「SWCへの道」

2018年4月24日

こんにちは。Jcross担当の秋葉です。

先月公開されたレポート「SLiiiC SWC2018への道」はご覧いただけましたでしょうか?

その「SLiiiC SWC2018への道」ですが、5月には「その3」が開催される予定です。

少し前になりますが、先月3月11日には「SWC2018への道 その2 さらにみがこうパフォーマンス"力" ~ グループブックトークを自分たちで作ってみよう!&さらに話そう現場の本音」が開催されましたので、その様子も少し紹介したいと思います。

当日の様子

会場は都内の公立中学校で、SLiiiCの代表で進行を務める横山さんを含め、11名が参加しました。

今回は「その1」の内容を踏まえて、グループ・ブックトーク(以下、GBT)を実際に作るワークショップが行なわれ、まずは概要が説明から始まり、前回の「その1」での実演の様子がビデオで紹介されました。

横山さん曰く、1人で行うブックトークは簡単だけど、グループで取り組むことで、「こんな本があるんだ」「こんな切り口があるんだ」と、視野が広がること。意見を出し合って作り上げる過程はコミュニケーション力も必要。ブックトークにはパフォーマンス力も必要なので、司書の研修にも最適だということでした。

そのあと、参加者が2グループに分かれて、GBT作りを行い、私も司書の皆さんに混ざって体験しましたが、皆さん、テーマに沿った本を選ぶのも早く、説明も要点をおさえたわかりやすいもので、さすがだなと思わされました。

グループブックトークの準備作業

さて、記事のまとめでも触れていますが、SWC2018に向けて、SLiiiCでは、その1でもコラボレーションした劇団フェリーちゃんとともに、実際に演劇を作り上げようという企画を計画しているとのことです。

今回のイベントの後半は、劇団フェリーちゃんの進行で、SWC(サマーワークキャンプ)で行なう予定の司書を主人公とした演劇の内容を深めるための座談会(情報共有)が行なわれました。

座談会では、演劇の台本作りのために、「その1」で参加者が記入した図書館で働くことや仕事で目指すことについて思うところを書いた用紙を元にして、この仕事を続けていてよかったことや、苦労したこと、現状の問題など、さまざまな情報交換が行なわれました。

劇団フェリーちゃん代表のなにわえさんは、この舞台で、ある学校司書の勤務最後の日を描きたいということでした。

座談会ではその主人公の司書のキャラクターや彼(彼女)が辞める理由などを掘り下げるために、皆で意見を交わしました。

例えば、その司書は直接雇用なのか、業務委託会社などからの派遣なのか。それによって、学内での立ち居振る舞いも大きく変わるそうで、業務委託だと、委託会社との調整が必要だったり、契約以外の業務ができなかったりといった制約がありますが、直接雇用であれば、授業支援の相談などを学校の先生方に直接相談することができるので話が早く、自由を感じるという意見があり、皆さんもうなずいていました。

学校司書の仕事の醍醐味はやはり授業支援だという話も出ました。授業に関連する資料を集めて展示をしたり、ブックリストを作成して配ったり、図書館での調べもの学習の支援をしたり、図書館にはさまざまな授業支援ができることを、改めて私も知りました。

その一方で、司書の仕事は本の貸出・返却を行い、書架の整理をすること、図書館の鍵を開けること、ぐらいにしか思われていない現状もあるそうです。図書館でできることを先生方にもっと知ってもらうために、まずは理解を示してくれる先生に授業支援などのサービスを行なって、そこから口コミでどんどん広げてもらうなど、皆さん、さまざまな努力をされているようでした。

一度、図書館の便利さを知ってもらえれば、先生が忙しくて授業の準備が間に合わなかったときなどに、図書館を使った調べもの学習の依頼をするなど、何かと頼ってくれるようになるそうで、そうなると努力が報われやりがいを感じるとのことでした。

横山さんが「このような話題ならいくらでも話せますよ」と言うくらい、なかなか話題が尽きませんでした。

座談会の様子

なにわえさんの思いとしては単なる体験談や事例のようなものだけで終わらず、司書の皆さんが抱えている問題や、モヤモヤのようなものについて、リアルな姿が伝わるようなストーリーにしたいとのことでした。

それについて参加者からは、いろいろな問題や悩みもあるけれど、舞台を見てくれた司書の人たちが、見終わって元気になれるような作品にしてほしいという意見で話がまとまりました。

その中で、私たち司書が、本は素晴らしいものだと思っていることも伝えてほしいという意見がありました。

学校図書館司書の仕事は子どもたちと本をつなぐこと。教室などに居場所を見つけられない子どもでも静かに過ごす場所を提供すること。本での疑似体験を通じて社会とつながる、本は外へ一歩踏み出す力を子どもたちに与えるものだと信じているとのことでした。

劇団フェリーちゃんの舞台がどのような内容になるのか今から楽しみです。

冒頭でもふれていますが、当初2回までを予定していた「SWC2018への道」は「その3」を予定しており、5月20日(日)に東京都調布市で行われる予定とのことです。

元気な学校司書さんたちにお会いしてさまざまな情報交換もできる良い機会ですので、都合があえば皆さんも参加してみてはいかがでしょうか?

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