レポート
「錦城高等学校図書館」東京・学校図書館スタンプラリー2024
東京都内の学校図書館が夏休み期間に図書館を公開する「東京・学校図書館スタンプラリー2024」がこの夏も開催中です。今年は都内の33校の学校図書館が公開しているとのことです。
Jcrossのスタッフも毎年楽しみにしているこのイベントは、昨年「Library of the Year 2023 ライブラリアンシップ賞」に選ばれています。
8月21日(水)に、錦城高等学校図書館が公開されたので訪問しました。
錦城高等学校は東京都小平市にあります。暑い日だったので校門前にバス停があって助かりました。守衛さんに図書館に向かいたいことをお伝えすると、わざわざ校舎の中まで案内してくださいました。
校舎1階の、玄関からまっすぐ突き当ったところに図書館があります。図書館を通り抜けると生徒用の玄関や食堂などがあるそうで、学校生活を送るうえで図書館は立ち寄りやすい場所のようでした。
図書館内半分ほどがキャレルデスクや閲覧席になっていたのですが、夏休み中なのにほとんどの席が埋まっていました。午前中に夏季講習があったようでしたが午後になっても混み合っていたのには驚きました。
図書委員会の副委員長の生徒さんが、私たちに図書館の説明をしてくださいました。
書架には英語多読本や漢文、書道などの授業に関係する資料と、読み物がずらりと並んでいます。
書架の他に、通路に面した場所には新着本や図書委員おすすめの本がワイヤーラックやブックトラック上に目立つように置いてありました。ワイヤーラックに飾られている資料以外にも、カウンター近くに新着本の棚がありました。書棚に並んでいる資料も比較的新しい資料が多い印象でした。
案内してくれた副委員長さんは本がとても好きで、この新着本のあたりはよくチェックされているとのこと。楽しそうに好きな本の紹介をしてくれました。
図書委員会の活動には、カウンター当番の他、館内のおすすめ本の展示、学園祭での古本市開催(収益金はトトロのふるさと基金に寄付しているそうです)、図書館報の発行、などがあるそうです。図書館報では図書委員の皆さんのおすすめ本が紹介文とともに掲載されていました。他にも、先輩たちが作成した本の紹介のポップや卒業制作の作品が、館内に飾ってありました。
学校司書の渡邊様や司書教諭の芦澤先生には、学校の特徴等と図書館での活動についてお話ししていただきました。図書委員会の生徒さんたちがやりたいことを見守りながら、生徒さんの学びや様々な活動を支えるため丁寧に作業をされている様子を聞くことができました。
楽しく見学させていただきました。ありがとうございました。
文/赤枝幸子 (株式会社ブレインテック Jcross担当)