Jcross(ジェイクロス)| 図書館と図書館にかかわる人たちのサイト

レポート

「松蔭中学校・高等学校」兵庫・学校図書館スタンプラリー2023参加記

掲載:2024年2月5日

「兵庫 学校図書館スタンプラリー」が、2023年の夏から秋にかけて4年ぶりに開催されました。今年は8回目の開催で、全8校が参加・協力しています。

普段なかなか見られない学校図書館を見学できる機会です。夏休み期間やオープンスクールなどのイベントに合わせて開催し、学校や学校図書館をより知ってもらえる機会となるイベントです。開催日は各校によって異なります。

松蔭中学校・高等学校を訪問し、図書館を見学してきました。

阪急神戸線の「王子公園」駅から坂道を約15分ほど歩いたところに松蔭中学校・高等学校はあります。歩いてきた道を振り返ると、神戸の綺麗な海が見えました。

図書館に入ると左手にカウンターがあり、スタンプラリーの受付をしました。私はスタンプラリー1校目だったのでまずはスタンプラリーの用紙をいただき、ハンコを押してもらいました。あわせてB4サイズを二つ折りにした黄色の図書館案内等をいただきました。館内案内には所蔵資料や館内のイベントが紹介されていて、蔵書数は約10万5千冊とかなりの冊数があることを知りました。

館内に入って最初に目に入ったのは「2023年全校読書運動」という本の展示です。全校読書運動とは、毎年夏休みにテーマに沿った本を読み、読書感想文以外の方法で本を紹介する50年以上続く取り組みです。

今年のテーマは「世界」でした。世界とは国々の歴史や文化、あるいは自分が興味がある特定の領域を表す世界と捉えることができます。本のタイトルからどんな世界だろうと思うものもあり、新たな世界を知ることもできそうです。生徒さんは「世界」がテーマの本を紹介するPOPを作成します。過去のPOPが展示されていて、手で紙を動かせるものなど工夫がたくさんありました。

館内では「夏休み期間宿題お助け講座」が開催中でした。自分の好きなテーマでオリジナルの新聞が作れるイベントです。開催期間は夏休みの開館日で、来館の1週間前に申込をすると、テーマにあった資料と画用紙を用意してくれます。

館内の閲覧席には過去に生徒さんが作られた新聞がありました。イラストや写真、4コマ漫画も載せてあり、工夫を感じました。このアイデアいいなと先輩たちの新聞を参考にしながら新聞を作れそうです。

館内のあちこちに本の展示がありました。映画・ドラマの原作となった本の展示、表紙が青い色のものを集めた「青い本」の展示、幽霊や心霊現象をテーマにした夏を感じる展示があり、どれもついつい見てしまう展示ばかりです。

特に気になった展示は、関西で開催されている博物館や美術館の特別展に関係する本の展示です。POPには展覧会のタイトル、開催期間、開催場所が書いてありました。実際に開催中のイベントに関する本が取り上げられていました。特別展に行ってみよう、本を手に取ってみようと知るきっかけになる展示でした。

館内にある展示は紹介している本一つひとつにPOPがあり、手にとりたくなる工夫がされていていました。図書館に行くと何かヒントが得られるような館内づくりです。開催中の特別展のテーマが展示されていたように情報を更新している姿が印象に残っています。

帰ろうとすると、受付の近くには「今日の誕生花と花言葉」というタイトルの手書きのお知らせがありました。毎日、誕生花を調べて、花言葉を書いているとのことです。毎日更新するという丁寧な図書館運営を感じました。

本の展示、館内のイベントなど普段なかなか見ることができない学校図書館を見学しながら、様々な企画で時間を忘れてしまうほどたくさんの展示、資料が溢れた図書館でした。

館内の案内、見学をさせていただき大変ありがとうございました。

文/藤井夏美 (株式会社ブレインテック Jcross担当)