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自動書庫を使った壮大な出会い系イベント?!

2017年12月15日

こんにちは。Jcross担当の関です。

先日、京都出張の合間をぬって、以前から訪ねてみたかった京都府立図書館に行ってきました。

京都府立図書館

京都府立図書館が現在の地にできたのは1909(明治42)年のこと(当時の名称は京都府立京都図書館)。周囲の美術館等の施設と肩を並べるクラシックで壮麗な外観は、関西建築界の父と言われる武田五一の設計による建築当時の様子を残しながら、2001年に地上4階、地下2階の現在の姿になったものだそうです。

1時間ほどで駆け足で館内を見学させていただき、最後に見せてもらったのが2001年のリニューアルの際に都道府県立図書館では全国で初めて導入されたという自動書架(自動書庫)。

40万冊の収容の能力があるこの自動書架、1万個のコンテナが覗き窓のはるか向こうまで整然と並んでいて、その無機質な様子はさながらSFの世界。クラシックな外観の図書館の地下に、こんな場所があるとは思いもしませんでした。

そんな自動書架に不思議な感慨を覚えて見学していたところ、職員の方に「こんなイベントあるんですがいかがですか?」ご案内いただいたのがこれ。

イベントのフライヤー

出し入れするたびに並び順が変わっていく自動書架を「アトランダムな知の集合体」と呼び、自動書架をおみくじか人工知能のように使って新しい本との出会いを演出するというこのイベント。壮大というか奇想天外というか、いずれにしても発想が面白すぎます!

開催日は12月19日(明日ですね)ということで、残念ながら私は参加することができないのですが、果たしてどんな出会いがあったのか、参加した方の感想などがぜひ聞いてみたいところです。

余談ですがこの日、実はウパっちも同行していました。京都府立図書館が、今年の図書館総合展のキャラクター☆ナイトでもご一緒したししょーとまろーのおうちだと知ったウパっちは、もっと早く教えてよ、と言わんばかり。

京都府立図書館とウパっち

今度は、ウパっちの突撃取材に私が同行して訪れたいと思います。