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十文字学園女子大学ライブラリーサポーター  ―注目!学生図書館サポーターズ

掲載:2015年10月7日

2015年の図書館総合展を前に、2014年の図書館総合展のポスターセッションで最優秀賞を受賞した十文字学園女子大学のライブラリーサポーターをご紹介します。

今回はリーダー的存在の大学4年生の窪山さんと、鈴木さん、大学2年生の小沼さん、植木さん、短期大学部2年生の船川さん、大学1年生の山岸さん、宮内さんの7名と、副館長でライブラリーサポーターの担当をしている石川先生にお話をうかがいました。

※ 記事は2015年2月の取材時の内容に基づいて構成しています。そのため本記事中の学年や数値等は全て取材当時のものです。

十文字学園女子大学ライブラリーサポーター  ―注目!学生図書館サポーターズ
名称
ライブラリーサポーター (Library Suupporter : LS)
主な業務
実際に書店に出かけて本を選定する「選書ツアー」、POPの制作(特集図書の展示)、図書館総合展へのポスター作成・展示、各種イベントの実施
人数:
約35名(1年生:10人以上、2年生:5人以上、3年生:少ない、4年生:少ない)
関連URL
http://www.jumonji-u.ac.jp/library/Library-Supporter/

図書館総合展ポスターセッション最優秀賞

図書館総合展ポスターセッションでの最優秀賞受賞おめでとうございます。
図書館総合展への出展にあたり工夫された事などはありますか?最優秀賞を最初から狙っていたとか?

窪山:最優秀賞を狙ったとかではなく、取れたらいいね!くらいで、みんなが頑張った結果だと思います。

石川:謙虚だな~(笑)。

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当時を振り返るライブラリーサポーターのみなさんと石川先生(右手前)

石川先生はどうですか?

石川:LSの活動は強制的にさせるのではなく、ゆる~く活動する事「ゆる活」をコンセプトにしています。学生がのびのびと活動する事ができて、各メンバーが自主的に自由に行動・発言が出来るため、自由な分、責任を持って対応が出来ています。今回の図書館総合展の際も、そんな日頃の活動が成果につながったんだと思います。

窪山:ポスター制作は、事前計画を入念にした事で、作業自体は1日で完成させる事が出来ました。
それと、図書館総合展の当日は、ポスターの前に必ず一人は立つようにして、全員がちゃんと説明できる状態にしていた事がよかったのでは、と思っています。 その結果、最優秀賞の受賞につながったのだと思います。

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館内に展示されていた最優秀賞を受賞したポスターと賞状

図書館総合展に初めて参加されたのはいつですか?

石川:2012年です。その年は、出展内容は気にせず、他大学の学生と交流すること、普段の活動成果を形にすることを目的として、参加しました。

翌年の2013年は、2012年で得た経験を元に活動した結果、優秀賞を頂く事が出来ました。その時はまさか取れるとは思っていなく、出張先から帰る新幹線の中でホームページを見て知りました(笑)。

着実にステップアップしていったんですね。苦労などはありましたか?

石川:今年は、昨年までと比べると事前準備が大変でした。
学園祭と図書館総合展の時期が近いので、一昨年までは学園祭にライブラリーサポーターとして出展していなかったのですが、今年は、学園祭にもライブラリーサポーターとして出展したため、学生みんなが集まって準備する時間がとれませんでした。

時間がない中でも事前に計画を練って、行動が出来たのがよかったですね。
人によっては、ライブラリーサポーター以外に、アルバイト、部活、サークル等、3つくらい掛け持ちをしているので、普段も全員が集まる日を設定する事が難しく、連絡はLINEでグループを作成して、やり取りしています。

図書館総合展に参加して一番良かったことは何ですか?

窪山:他の大学との交流です。2013年まではあまり交流は出来なかったのですが、2014年は、他の大学の人から色々と声をかけて頂きました。 現在、某大学さんと交流に向けて調整中です。

また、昨年キャラクター投票を実施したのですが、その影響で「キャラクター投票してたよね」と学内の学生から声をかけてもらう機会が増え、それも嬉しかったですね。

ライブラリーサポーターの活動

図書館総合展以外に、外への情報発信をしている活動はありますか?

窪山:学園祭、図書館情報誌『クロス』の発信、ラジオ出演等です。それぞれのイベントを行う際に、やりたい人が集まって活動しています。『クロス』は、記事毎に担当を決めて作っています。

ラジオ出演の際は、本当に緊張しました。図書館の活動でラジオに出演する機会はなかなかないと思いますし、貴重な経験をさせていただきました。

石川:今年度は、図書館総合展、クロス、学園祭(しおり作りの体験)、グッズ作りの企画をしました。これまでに、付箋、エプロン、ブックカバー、缶バッチ等が出来上がっています。

窪山:今後も図書館のイベントは増やしていきたいですね。ビブリオバトルはやってみたかったけど、できなかったので残念ですね。私は今年で卒業なので、後輩に託したいと思います(笑)。

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主な活動について語ってくれるライブラリーサポーターのみなさん

ライブラリーサポーターの活動をする前と今とで変わったことはありますか?

小沼:入る前は実習の授業を受けていましたが、図書館がこんなに面白い所だとは知らなかったです。面白さ、可能性に気付くことが出来ました。

植木:図書館は本を借りたり読んだりするだけの場所でしたが、図書館総合展などの活動をしていて、図書館って楽しいと感じました。

窪山:後輩が成長している姿を見る立場になり、最初は控えめだった人が、自分から発言するようになる姿を見るとすごく嬉しいです。控えめだった人だからこそ、成長がはっきりと見えます。

先生の思い。学生の夢。

石川先生、学生サポーターに求めている事はありますか?

石川:図書館に関わる活動を通して、図書館の良さを広めていってほしいです。学内でももっと広めてほしいですし、社会に出た時や仕事でも活かしてほしいです。

就職活動の時なども、「大学生活はどんな事をしてきましたか?」といった質問に対して、自信を持って、「ライブラリーサポーターの活動をしてきました!」と言ってほしいですね。
図書館総合展に参加するなど、普段なかなかできないことも経験できますからね。

みなさんの将来の夢について教えてください。

石川:ぜひ聞いてみたいな。

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学生の夢を聞くことができて嬉しそうな石川先生

山岸:保育士になりたい思いがあり、本も好きなので、子どもに本の面白さを伝えたいです。LSを通して、図書館という楽しい場所があるよってことを、もっと勉強して伝えたいです。

宮内:LSに入って、ラジオ出演、図書館総合展に参加等、今までに経験できなかったことを体験できました。また、企業の方と話が出来たことも大きな経験になりました。
就職は、図書館とは別の業界を考えていますが、LSの活動を通して視野が広くなったので、その経験を活かしていきたいです。

窪山:元々は人をまとめる事、仕切る事などが苦手でしたが、LSの活動を通して、それが出来るようになったので、積極的に発言する社会人になっていきたいです。

小沼:ここ1年間で、図書館の面白さを知ることができたので、学内の学生にも図書館の楽しさを広めたいです。

植木:LSを通して、先輩みたいに企画力などを身につけていきたいです。

船川:就職は、図書館とは別の業界を考えていますが、将来的には学校図書館司書になりたいです。学生のうちからのこの活動は必ずプラスになりますし、培った企画力等を、社会に出ても活かしていきたいです。

鈴木:司書になりたい思いが強く、司書になれたらこの経験を活かしていきたいです。

石川:みんなこんな夢があったんだね。普段とはまた違った一面が見られて嬉しいですね。ぜひ、それぞれの夢が叶うように、先生もしっかりサポートしないとね。

謙虚な人が多いですが、優秀な子が多いです。自分の評価を少しマイナスに考えている人が多いですが、普段のみんなの活動、図書館総合展に出た時など、自分が思っている以上に、行動・発言しているので、もっと自信を持って大丈夫です。
今後も活動を通して自信をつけてほしいですし、社会に出た後にでも役立ててほしいです。

インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

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インタビューを受けてくださったみなさんとポスターの前で記念撮影

受け継がれるライブラリーサポーター

続いて、4年生が抜けた後を支えていくメンバー内の2人に図書館を案内してもらいました。

ライブラリーサポーターに入ったきっかけは何ですか?

山岸:友だちがライブラリーサポーターの活動をしていて、クリスマスコンサートの際にその活躍を見て魅力を感じて、その友だちに背中を押されて入りました。その友だちが宮内さんです(笑)。

そうだったんですね。宮内さんも同じ感じですか?

宮内:私は入学してすぐに司書の授業のガイダンスを受けた際に、ライブラリーサポーターの説明を聞いて興味が出て、その時には入らず、別の機会にふらっと入りました。
他のメンバーが入ったきっかけも、同じくガイダンスがきっかけの人もいますが、友だちに誘われた人も多いです。

ライブラリーサポーター以外の活動もされているのですか?

宮内:吹奏楽部とそれ以外に2つの部活も入っています。最近コントラバスを初めて弾くことになったので、楽譜を見るためにも図書館は利用しています。
私は元々アクティブに行動する方ではありませんでしたが、ライブラリーサポーターの活動を通して活動的になり、自分が変わるきっかけにもなれたのでよかったです。

ライブラリーサポーターの活動とそれ以外の活動もされていると、イベントが重なる事もあるのではないですか?

宮内、山岸:そうですね。イベントが重なる事はありますね。どの活動を優先にするか、悩みますね(笑)。
その点、ライブラリーサポーターは、「ゆる活」なので、活動したい時に活動が出来るため、活動しやすいです。

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1年生の宮内さんと山岸さん。2人は元からの友だちで息もぴったり

図書館をあまり利用していない学内の人に向けて、メッセージはありますか?

宮内:図書館をもっと身近な存在に感じてほしいですね。
図書館をあまり利用しない人が図書館を身近に感じるきっかけとして、クリスマスコンサートなどイベント開催をしたりしていますが、もっと多くの人に利用してもらえるように、きっかけ作りをしていきたいですね。

普段から本を読んでいると、同じ事でも作者によって表現の仕方が異なりますし、私自身、本を読むことで表現の仕方が広がったので、私にとって本は国語の先生のような存在です。
普段図書館を利用していない人も、そう感じてもらえたら嬉しいです。

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閲覧席にあるインパクトのあるスローガン

ミーティングの活動風景

最後に、ライブラリーサポーターのミーティングを見学させてもらいました。

図書館から移動して教室へ入ると、お菓子を食べながらのグループディスカッションの真最中でした。甘い香りの中、ここでも「ゆる活」でいきいきとした雰囲気が伝わってきます。

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図書館の職員さんもまざりグループディスカッション

今回のミーティングでは、石川先生より「学内図書館の強みと弱み」、「ライブラリーサポーターの次年度の活動」というテーマが与えられて、あとは学生主導のグループワークを行うという内容でした。
グループワーク発表の際には、積極的に意見を出し合い、いきいきと意見交換をしていました。

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とても和気あいあいとしたグループワーク発表の様子

学生のみなさんも話していたように、ライブラリーサポーターの活動を通じて積極的になれた理由は、こういったミーティングにもありそうです。

グループワークという形式を取ることで、みんなが自分の意見を伝え、それを取りまとめて発表するプロセスは積極性を育てる良いトレーニングになっているのかもしれません。

また、図書館総合展などの場に出て、発表したり、学外のいろいろな人と交流したりすることが日々の成長につながっているように感じました。

「ゆる活」をコンセプトとする事で、自分がやりたい時に、やりたい事を、自分が選んで実施するからこそ、責任を持って楽しく出来ているという雰囲気が伝わってきました。

石川先生が太鼓判を押しているように、これまでの活動を自信につなげて、今後ますますのご活躍を楽しみにしています。

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