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Lifo - 第一話 「りふぉがたり ~Lifoな人が語る」 - 「ROMとは違って、機会をうかがって隠れている」隠れLifoを暴く! -

掲載:2010年11月4日

「ROMとは違って、機会をうかがって隠れている」隠れLifoを暴く!

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隠れLifoさん
(隠れている場所:神戸の大学図書館)
インタビュー担当: ふじた まさえ(元隠れLifo)

インタビュアーふじたが某関西人主催の会に参加した際に思わぬところで、ワタシ隠れLifoなんです、という自己申告がありました。
Lifoならではの”隠れ”という位置付けについて、隠れているご本人を隠したまま、インタビューをお届けします。

1. まずは自己紹介をお願いします。

神戸の大学図書館で契約職員として働いている隠れLifoです。
大学図書館員歴は4年目ですが、専門図書館・公共図書館でも働いていました。
年齢的にはもう若手ではないのですが、気持ちは若手のつもりで頑張っています!

さまざまな種類の図書館を経験していらっしゃるんですね。 そもそも図書館で働こうと思ったきっかけとか、影響されたモノはありますか?

高校3年生のときの受験校選びが、図書館で働くきっかけだったと思います。 それまで「司書」という資格のことは知らなかったのですが、本が好きだったことと、将来はサービス業に就きたいと思っていたので、「(将来就きたい職業は)これだ!」と思いました。

図書館って意外とサービス業って思われてない部分があるかもしれませんが、バリバリサービス業ですよね。 私が勤めている図書館に職場体験で来た学生に聞くと「事務っぽいことがしたかった」とか言われたりして世間様の認識と現実に結構なズレがあるなと思いました。
ところで、色々な図書館を経験してみて一番印象に残っていることって何ですか?

どの図書館も思い出深いので、選ぶのが難しいですが、公共図書館時代に児童サービス担当としておはなし会デビューしたときのことは忘れられないです。

単に人前で話す緊張と、うまくできるかなぁ、楽しんでもらえるかなぁという不安と、お客さん(ここでは子どもさんたちですが)の反応とか色々な感動があったんでしょうね!

もともと児童書は好きだったし、子どもの相手をするのも好きだったのですが、「児童サービス論」の授業が苦手だったので、初めてのおはなし会では選んだ絵本が子どもたちに気に入ってもらえるかすごく不安でした。
デビューの日がどんな出来だったかは忘れてしまいましたが、回を重ねるうちに子どもたちにウケがいい絵本も分かってきて、とても楽しかったです。 常連だった子が引越し直前のおはなし会でお別れの挨拶をしてくれて嬉しかったことを、今回のインタビューで思い出しました。

子どもたちへ絵本の内容を伝えるだけじゃなく、見えない絆も作っていたんですね。 すごい。

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ご本人が気に入っているという書架の風景。
隠れLifoを探せ! (探さないでください)

2. あなたとLifoの関わりについて教えてください。

2009年の図書館総合展で、二次会で行ったお店で知り合った方から紹介していただいたことが、Lifoとの出会いでした。 図書館の若手がゆるーいつながりで活動していること、MLがあることを教えてもらって、面白そうだなぁと思い、早速MLに登録したのでした。
なにより、参加の敷居が低かったことも魅力でした。

具体的に敷居が低いポイントとしてはどんなことがありますか?

自分のペース、自分のやり方で参加できて、「隠れLifo」という存在を認めてくれているところです。 「隠れLifo」でもいいんだよと書いてあったから、Lifoへの参加の一歩を踏み出すことができたと思っています。
登録以来、MLに質問してみようと思ったことも何度かあったのですが、いつもタイミングを逸してしまって、隠れLifoな状態が続いています。

確かに自分でぶち当たっている壁とか共有してみたいけど、MLに文字にして流すのはちょっと勇気が必要かもしれませんね。
ところで「隠れLifo」って、何ですか?

Lifo-wiki[※1]によると、『「Lifo-MLに参加はしてみたけど、あいさつする機会をうかがっているうちに、はや数ヶ月…」「WEBでひょっこり出没してはいるものの、まだどなたにも直接お会いしたことはない…」「誰にも気取られず、こっそりWikiを更新するのが好きだ…」「でも心にはLifoの4文字」そんなあなたは立派な隠れLifo。』とのことです。
なので、私の場合は一番目の「Lifo-MLに参加はしてみたけど…」という隠れLifoです。

隠れLifoにもいろんなパターンがあるんですね。ROM[※2]とは違って、機会をうかがって隠れているから、それこそこういう場にこっそり協力してくれたり、しかポロ[※3]を買ってくださったりする隠れLifoさんが多いのでしょうか。
ちなみに私の場合は、昨年のU40プレミアセッション[※4]で知り合った同じ大学出身の先輩からLifoを紹介してもらいましたが、あえて半年くらい隠れていました。
その間にTwitterを通じていろんな方がいるんだなーと思っているうちに定例会に参加してみたら楽しかったのでMLには投稿しないままオフの会で知り合いを増やしていった感じですね。 関西では遠足などが盛んに行われていますよね。関東からでも関西のイベントに一度くらいは行ってみたいですが、、、

ふじたさんと初めてお会いしたのも大阪だったし、次はLifoの関西イベントでお会いできるのを楽しみにしてますね。
でも、イベントもタイミングが合わないことが多く、いまだ一度も参加できていないのです・・・。先日MLで、「秋の遠足 in 夙川」(10月23日)[※5]のお知らせがあったのですが、別の用事で今回も参加できず、「隠れLifo」な状態はもうしばらく続きそうです。

なかなかタイミングって難しいですよね。
きっとどこかでお会いできることを期待しています!

3. 最後にLifoや図書館界についてひとことどうぞ。

関西の図書館界は活気があると言われますが、Lifoを見ていると、関西にかぎらず元気な若手は全国にいるんだなぁと思います。
楽しそうな活動の様子を見ているだけで、パワーをもらえるので、これからもムリせず楽しく活動を続けていってください!

表で頑張っていても、隠れていても皆にプラスになれる場がLifoの良いところといえるのかもしれませんね。ご協力ありがとうございました!


2010年10月、Google Waveにて。
インタビュー担当: ふじたまさえ(元隠れLifo)


  • [※1]Lifo-wiki
  • [※2]ROM:Read Only Member
  • [※3]第96回全国図書館大会に合わせて結成されたチームしかレンのユニフォーム。あまりにかわいいのでしかレン以外のLifoメンバーにも販売された。限定32枚生産。
  • [※4]U40プレミアセッション
  • [※5]秋の遠足 in 夙川